2018年12月25日
間違いやすい住宅ローン減税の3年延長
みなさん、こんにちは
大井建設の大井です
今年も残すところ、あと1週間を切りました
今週末は最強の寒波がやって来るそうです
体調を崩さないようにお過ごしくださいね!
さて、増税後の景気対策が決まりました
今回は住宅だけではなく、
増税で景気悪化しないように
様々な対策を行うようです
一例を挙げると・・・
・普段の買い物
キャッシュレスで5%の還元
プレミアム商品券の発行
・自動車
燃費課税の減税
自動車税の引き下げ
などです
さて、住宅に関してですが
今の段階で分かっている対策として・・・
・住まい給付金のアップ 30万円⇒50万円
・住宅ローン減税の3年延長
・エコポイントの実施
などです
この中で、住まい給付金の50万円増額は
以前から決まっていたことなので想定内です
でも、住宅ローン減税の3年延長や
住宅エコポイントは新たな対策と言えます
エコポイントは詳しいことは発表されていないので、
今回は間違いやすい住宅ローン減税の3年延長に関して
少しご説明します
まず確認です
今回の住宅ローン減税は
・10年間の減税を13年に延長
・11年目からの3年間の控除額は建物価格の2%
と、発表されています
そのため、勉強されている方なら
「住宅ローン減税は最初の10年間は1%なのに
11年目から13年目は2%に増えるの?」
そう思われるかもしれません
もちろん、これは誤解です
実は11年目から13 年までの3年間は、
10年間と同様にローン残高の1%か、
建物の購入金額の2%を3年で割 った金額の
少ない方の金額が控除されます。
例を挙げてご説明します
もし、2500万円の住宅を建築した方は
最初の10年間はその年のローン残高の1%分が減税されます
でも、11年目からは2500万円の2%を3で割った金額か
ローン残高の1%の、少ない金額が減税となるのです
計算してみましょう
(金利は計算していません)
1%減税の場合
毎月8万円のローンを組んでいる方は
1年で96万円の返済なので10年間で960万円返済出来ます
すると10年後は2500万円-960万円=1,540万円となり
1%の減税は15.4万円になります
建物の価格の場合
2500万円の2%を3で割った金額なので
2500万円×2%/3=16.6万円になります
そして、この金額のうち少ない金額なので
今回の場合は、1%減税の15.4万円となるわけです
少し分かりづらい内容ですが
ご理解くださいね!
間違っても、
「ローン減税が3年延長になり、
その場合は2%の減税になるので
2,500万円の建物なら50万円の減税になる」
と思わないでください
もし、営業担当者が間違った説明をすれば
「その説明間違っています!」と
指摘しましょう