2020年8月6日
なぜ、共同研究が始まったのか?意外な返答が・・・
みなさん、こんにちは
大井建設の大井です
暑い日が続いていますが
体調管理は大丈夫でしょうか?
さて、8月4日に信州大学工学部 建築学科に行き
高木名誉教授と対談してきました
教授は共同研究にGOサインを出していただいた方で
住宅の温熱環境のスペシャリストです
各地で講演も行っています
どんな事を話してきたのか?
簡単にご報告します
大 井:高木先生、今日はお時間をいただきありがとうございます
少々お伺いしたい事があります
高木名誉教授:何でも聞いてください
大 井:2017年、私も母校でもある信州大学に共同研究を申し入れました。
なぜ先生は私どもの提案を受け入れてくれたのでしょうか?
高木名誉教授:大井社長の「今よりも良い家を造りたい」
「そのために、もっと勉強したい」
という熱意を強く感じたからです。
大 井:先生、お褒めいただきありがとうございます。
私自身としては、今まで気づきませんでした。
失礼ですが、熱意だけでしょうか?
意外な理由を聞き驚きました
高木名誉教授:もちろん、熱意の他にも理由があります。
それは、大井建設さんの提案が
「これは面白い」と感じたからです。
単に完成した住宅の性能評価だけならよくある話ですが、
大井建設さんの提案は、これから建てる住宅の測定評価です。
そのため、設計段階から共同研究が始まったので、
色々と私どものワガママを取り入れていただきました。
とても感謝しています。
大 井:こちらこそ、ありがとうございます。
私が共同研究をお願いした理由は、
住宅の性能競争が加熱しているように見えるが、
もしかしたら過剰な競争ではないのか?
その性能の差は体感できるのか?
佐久・上田地域なら、どんな性能の住宅が最適なのか?
その答えが知りたかったからです。
これも、工学部出身の性分でしょうか?
高木名誉教授:何事も自分で確かめる姿勢は評価できます。
ご存知のように、平成25年(2013年)に
国土交通省が日本を8ブロックに分け、
各地域の断熱性能値の基準(UA値)を明示し、
各社が断熱性能の向上に取り組み始めました。
本来ならば、2020年には
「この基準を満たさない住宅は建築不可」と
国が公表していたのですが、
ハードルが高すぎるとして結局は延期になってしまいました。
これは日本の住宅業界にとっては、とても残念な事です。
でも一部の住宅会社は断熱・気密性能など、
高性能な住宅を研究開発する事により、
急成長する会社も増加してきました。
大井建設さんも、この仲間に入りますね
大 井:急成長はしていませんが、
地道に高性能住宅の研究開発を行っています。
そこで先生にお伺いしますが、
住宅の性能競争をどう思われますか?
高木名誉教授:各社が競争する事は悪い事ではありません。
でも、もしかしたら、過剰な住宅性能値に向かって、
競争が激化しているかもしれません。
その場合は、注意が必要です。
大 井:では、佐久・上田地域では、
どの程度の性能が必要なのでしょうか?
高木名誉教授:そうですね・・・
今回はここまでです
次回にご報告します
なお、建築学科の研究室にも顔を出してきました
相変わらず汚い研究室でした(笑)
いま一緒に研究している大学院2年の池田君と中谷助教です
佐久地域で注文住宅を建てるなら
大井建設にお声をかけてくださいね!