2018年7月27日
住宅ローン金利はどうやって決まるの!?
今回は住宅ローンのお話です
これから家を建てるうえで、最も気になるのが住宅ローンの金利ですよね?
・自分が住宅ローンを借りるときは金利がどうなっているのか?
・そして、その先に金利がどうなっていくのか?
心配はつきません。
もちろん、先の金利を100%予測することはどんな専門家にも不可能です。
しかし、金利が決定する仕組みを知っておくと、
少しだけ先のことは多少予測できるようになります。
そこで今回は、住宅ローン決定の仕組みを少し解説します。
◯ 金利は金融機関の資金調達コストで決まる!?
まず、住宅ローン金利決定のメカニズムを考える大前提として、
金融機関も資金を外部から調達して貸しているんだということを理解する必要があります。
もちろん、資金を調達するにはコストがかかります。
分かりやすく言えば、銀行もお金を借りたら利息を払わないといけないのです。
そのため、
・ 金融機関がお金を借りる時の金利が安ければ、
貸すときも安く貸せます。
・ 金融期間がお金を借りる時の金利が高ければ、
その分高い金利で貸さないと儲かりません。
当たり前のことかもしれませんが、これが基本です
◯ 変動金利は政策金利と連動する!?
まずは、変動金利から見ていきましょう。
変動金利を簡単に説明すれば、
半年に1度金利の見直しが行われるタイプの住宅ローンです。
金融機関側の立場で言えば、
金利の動向によって、半年1度金利を上げたり下げたり出来る金利タイプです。
つまり、「金融機関が借りてくる時の金利が上昇したら、
それに連動して住宅ローンの金利を上げます。」
「銀行が借りてくる時の金利が下落したら、
それに連動して住宅ローンの金利を下げます。」
というものです。
ですから、金融機関にとっては金利の変動による
リスクが少なく利益を出すことができます。
そのため、一般的に全ての金利タイプの中で最も安い金利になっています。
その金融機関が借りてくる時の金利を
短期プライムレート(略して短プラ)と言い、
この短プラは政府(日本銀行)が金融期間に融資をする時の
政策金利に連動しています。
つまり、住宅ローンを変動金利で借りよう、
又は借りている人は、
日銀が決定する政策金利を注視しておく必要があるということです。
現在、日銀は短期金利の政策金利を
「0.1%」で据え置いています。
つまり短期金利の指標はここ数年変わっていません。
逆に言えば、政策金利が上昇すれば、
変動金利の住宅ローン金利も上昇するということです。
こうやって目安を持っていれば、
少しだけ先の金利を予測することができるようになるのです。
いかがでしたか?
少し難しい文章になってしまいましたが
日銀が政策金利(0.1%)を見直さなければ
今の低金利状態は続く可能性が高くなるわけです